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ビルマ作戦協会

英国にて2002年3月より活動中

1941年、日本軍が英国領ビルマに進攻。日英が4年間に渡り戦うという、不幸な歴史が始まりました。この事実を踏まえ、日英の相互理解と和解を進める活動を私たちは続けています。

日本の終戦記念日8月15日、英国では対日戦勝記念日(Victory over Japan Day)となります。この英国で、元ビルマ従軍兵、平久保正男氏(2008年ご逝去)は、敵として戦った元英国兵たちに和解を呼びかけました。1983年、英国でひとり立ち上がった平久保氏の行動と理念がビルマ作戦協会のルーツです。

ビルマの戦いでの日本人戦没者は18万人以上にも上ります。悲惨な結果に、やり場のない憤りを覚えない人はいないと思います。「戦争はなぜ起こったのだろう」「過ちを繰り返さないために何ができるだろう」ビルマ作戦協会はこんな小さな声を大切に、みんなで大きくして行動してゆく場です。

不幸な戦争に至った理由を理解するために、当事国の状況、作戦の目的、地勢上、民族的問題、政治背景、経済、植民地事情など、知っておかねばならないことがたくさんあります。敵、味方で相対したからこそ、お互いの立場を知り、理解することが和解への道の第一歩。ビルマ作戦協会では、識者を招いての勉強会や自由な討論、意見交換の場を設けています。

ビルマ作戦協会とは

1983年、平久保氏の和解の呼びかけに応えた日英両兵士が中心となり、「ビルマ作戦有志の会」が発足します。相互の理解と和解を進めるべく、日英各地を訪問し慰霊祭の開催、交流会が開かれました。戦場となったビルマ、インドでの慰霊祭も行われました。2002年3月、「ビルマ作戦有志の会」は「ビルマ作戦協会」に移行します。

月日の流れとともに実際の戦争を体験されたメンバーの方々は減る傾向にあります。が、次の世代、その次の世代と若いメンバーが2008年頃から増えてきました。また、日英両国だけでなく、インド、ビルマ、その他関連諸国と国際的に活動範囲が広がりつつあります。

ご家族やご親戚の方がビルマで従軍しこんな話を聞いた、などありましたら、ぜひお寄せください。

ビルマ作戦協会では、ビルマ戦にまつわる膨大な資料、個人の日記や戦記、写真など貴重な史料を所有しています。このサイトでも紹介したく、現在ボランティアの手による地道な作業が進行中です。

(創設メンバー達はは和解活動の功績により、日英両政府から叙勲を受けています。日英の新聞やテレビで、その様子が広く報道されています。)

KOHIMA EPITAPH
“When you go home”
When you go home
Tell them of us
and say
For your Tomorrow
We gave our Today
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